- 「自己分析をしろと言われても、自分の強みがわからない」
- 「性格診断はやったけど、仕事でどう生かせばいいのかわからない」
自分のことが一番わからないのは、たぶんみんな同じだ。
僕もずっと、ゾロのように生きたいと思っていた。
でも74人のキャラを1人ずつ読み解いているうちに、気づいてしまう。
実際の僕は、サンジだったのだ。
🦥 ワンピース仕事診断でわかること(この記事のまとめ)
- 31問で74タイプ:ワンピースのキャラ74人から、仕事でのあなたに近いタイプを出す(無料・登録なし・非公式)
- 比べるのは「何のために動くか」:12の原動力と5つの★、人との関わり方で近いキャラを探す
- 結果は仕事で使える形:強み・向いている働き方・相性・上司や同僚に見せるトリセツまで出る
この診断は、性格を当てて終わるものじゃない。
仕事でどう動くと楽なのか、誰と組むと力が出るのかを知るために作った。
ただ、この話には続きがある。
僕はもともとサンジだったのではなく、働くうちにサンジになったのかもしれないのだ。
人の型は、変わるのだろうか?
もくじ(タップで開閉)
- 第1章:ワンピース仕事診断でわかること|31問で74タイプから近いキャラを出す
- ◾️ワンピース仕事診断は3つ:今のあなた・もともとのあなた・憧れと合う人
- ◾️ワンピース仕事診断の結果でわかる6つのこと
- 第2章:ワンピース仕事診断のしくみ|12の原動力と5つの★で比べる
- ◾️何のために動くか:ワンピースのキャラで分けた12の原動力
- ◾️三色の覇気・運・心の安定:5つの★は強さではなく性格の傾向
- ◾️人との距離・決め方・頼り方など5つの分け方で、近いキャラを絞る
- ◾️ワンピース仕事診断の下敷きにした4つの研究
- ◾️ワンピース仕事診断の作り方:74人を作中の場面から読み解いて試算した
- 第3章:ワンピース仕事診断の全74タイプ一覧|原動力ごとに並べた
- 第4章:ワンピースの型で見た、僕の周りにいた8人の話|職場の人と友達
- ◾️サンジ型:ゾロのように生きたかったのに、実際の僕はサンジだった
- ◾️シャンクス型の係長:命令しないのに、みんながついていった
- ◾️ゾロ型の同僚:「おう、ちょっと待って」と自分の仕事を終わらせてから助けてくれた
- ◾️ルフィ型の友達:卓球部を作り、僕を鳶に誘い、今は会社を立ち上げている
- ◾️ウソップ型の友達:大きく言ったことを、本当に形にしていく
- ◾️一般海兵型の後輩:残って練習しないのは、ルールを守っていたから
- ◾️ミホーク型の元同僚:人と組むより、ひとりで回す方が合っていた
- ◾️カイドウ型の別部署のリーダー:押し返されると、関係ごと切る
- ◾️ドフラミンゴ型の社長:「本当は誰にも嫌われたくないよ」
- 第5章:ワンピース仕事診断の結果を仕事に生かす3つの使い方
- ◾️トリセツを上司や同僚に見せて、扱い方を先に伝える
- ◾️今の立場で動き方を変える:経営者・上司・部下・ひとりで働く
- ◾️「ついて行ける船長」で、合う上司と合わない上司を知る
- 第6章:ワンピース仕事診断で心がしんどいと出たら、型より体を守る
- あとがき:ワンピース仕事診断の型は、経験で変わっていい
- 📋 ワンピース仕事診断によくある質問
第1章:ワンピース仕事診断でわかること|31問で74タイプから近いキャラを出す
ワンピース仕事診断は、ワンピースのキャラ74人の「何のために動くか(原動力)」と「人との関わり方」をもとに、仕事でのあなたに近いタイプを出す非公式の自己分析だ。
31問の答えから、強み・向いている働き方・相性、それに周りの人向けのトリセツまで出す。
作ったのは、工場や建設の現場で働いてきた僕、ナマケ者である。
(キャラの絵は1枚も使っていない。集英社・尾田栄一郎先生・東映アニメーションとは関係のない、ファンが作った診断だ)
◾️ワンピース仕事診断は3つ:今のあなた・もともとのあなた・憧れと合う人
メインは「今のあなた」の31問で、残りの2つは結果のあとに、やりたい人だけ答えればいい。
| 診断 | 問題の数 | 答え方 | わかること |
|---|---|---|---|
| 今のあなた | 31問(3〜4分) | 今の職場でのふだんの自分で答える(働いていない人は一番最近の職場) | 仕事でのあなたに近い型と、強み・相性・トリセツ |
| もともとのあなた | 19問 | 学生の頃(部活・クラス・アルバイトなど)の自分で答える | 学生の頃の型と、経験で変わったところ |
| 憧れと合う人 | 2〜8問 | 理想の自分で答える | なりたい型と、力が出る上司のタイプ(ついて行ける船長) |
「もともとのあなた」と「今のあなた」の型が違ったら、そこが経験で変わったところだ。
僕がこの診断で一番見たかったのは、実はこのズレだったりする。
◾️ワンピース仕事診断の結果でわかる6つのこと
結果は、上から順に6つのまとまりで出てくる。
| まとまり | 出てくる項目 |
|---|---|
| ①表の顔 | 何のために動くか・本質・職場でいうと・近い歴史上の人物・2位と3位のキャラ・5つの★の図 |
| ②仕事で生かす | 強み・向いている働き方・今の立場での動き方・周りの扱い方(トリセツ。画像で保存できる) |
| ③人との関係 | 人への頼り方・頼られた時・合う相手・ぶつかりやすい相手・同じキャラどうし |
| ④裏の顔 | 危うさ・黒い部分と伸ばし方・素直に頭を下げる時・辞めたくなる時(ボタンを押すと開く) |
| ⑤心の守り方 | 心が追いつかなくなる時・心が戻るきっかけ |
| ⑥本文へのつなぎ | その型の人と僕の話(実例がある型だけ) |
裏の顔だけは、ボタンを押した人にしか出ないようにした。
黒い部分は、伸ばし方とセットで読んでほしいからだ。
第2章:ワンピース仕事診断のしくみ|12の原動力と5つの★で比べる
この診断で一番大事にしているのは、強さではなく「何のために動くか」だ。
同じ働き者でも、夢のために動く人と恩人のために動く人とでは、折れる場面も合う上司もまるで違う。
だから最初に原動力を決めて、そのあとで★の形と人との関わり方を比べている。
◾️何のために動くか:ワンピースのキャラで分けた12の原動力
74人のキャラは、何のために動くかで12に分けた。
| 原動力 | 意味 | 代表キャラ | 人数 |
|---|---|---|---|
| 夢 | 大きな目標そのものが燃料になる。 | ルフィ、ロジャー | 5人 |
| 恩・家族 | 受け入れてくれた人・家族のために動く。 | エース、白ひげ | 9人 |
| 義理・約束 | 筋・約束・遺志を守ることで動く。 | ジンベエ、ブルック、マルコ | 6人 |
| 憧れ | 憧れの人に近づくことが燃料になる。 | バルトロメオ、コビー、ヤマト | 5人 |
| 極める | 腕や技を磨くこと自体が目的。 | ゾロ、ミホーク | 6人 |
| 尽くす | 相手を満たすことに喜びを感じる。 | サンジ、ゼフ | 6人 |
| 自由 | 縛られず、自分の線で生きる。 | シャンクス、青雉 | 8人 |
| 正義 | 正しさや秩序を守るために動く。 | 赤犬、スモーカー | 7人 |
| 知る | 知りたいという気持ちで動く。 | ロビン | 3人 |
| 野心 | 手に入れる・支配することで動く。 | 黒ひげ、ドフラミンゴ | 10人 |
| 現実・お金 | 生活・お金・安全を確保するために動く。 | ナミ、バギー | 4人 |
| 役目 | 与えられた役目を果たすことで動く。 | 一般海兵、黄猿 | 5人 |
質問では、4つずつの3組から1つずつ選んで、最後に決勝をしてもらう。
本命がどの組にあっても、決勝までは必ず残るようにするためだ。
決勝で選ばなかったものからは、「2番目に大事なもの」も聞いている。
人はたいてい、たった1つの理由だけで働いていないからだ。
◾️三色の覇気・運・心の安定:5つの★は強さではなく性格の傾向
ワンピースといえば覇気だが、この診断の★は作中の強さではない。
性格の傾向を、作品になぞらえて5つに分けたものだ(心理学の尺度ではないので、そこは大目に見てね)。
| ★ | どんな力か | 高い人の危うさ | 代表キャラ |
|---|---|---|---|
| 見聞色(感じ取る) | 人の気持ち・場の空気・先の展開を感じ取る | 感じ取りすぎて疲れやすい | コビー、エネル、カタクリ |
| 武装色(貫く) | 自分を守り、やると決めたことを押し通す | 頑固になりやすい | ゾロ、赤犬、ジンベエ |
| 覇王色(巻き込む) | 人を惹きつけて動かす | 周りを振り回しやすい | ルフィ、シャンクス、白ひげ |
| 運(偶然を味方にする) | 予想外のチャンスに出会い、ものにする | 運任せで準備が抜けやすい | バギー、ルフィ、ウソップ、ロジャー |
| 心の安定(ゆらぎにくさ) | ピンチでも気持ちがゆれにくい | 限界に気づかれにくい | ゾロ、ジンベエ、青雉 |
比べるのは★の高さより、形の方である。
謙遜して全部を低めに答えても、どの★が一番強いかで近いキャラが決まるようにした。
◾️人との距離・決め方・頼り方など5つの分け方で、近いキャラを絞る
原動力と★が似ていても、人との関わり方が違えば、職場での動き方は変わる。
そこで、次の5つでも近いキャラを絞っている。
| 分け方 | 選べるもの |
|---|---|
| 人との距離 | 上下を作る/横に並ぶ/ひとりでいる |
| 興味の幅 | 狭く深く/広く |
| 決め方 | 自分で決める/状況を読んで決める/決まったことをやり切る/流れに乗る |
| 頼り方 | 抱え込む/割り切って頼る/任せきる |
| 頼られた時 | 先回りして応える/区切ってから応える/全部引き受ける/条件しだいで応える/頼まれた分だけ応える/自分でやらせる |
質問には、キャラの名前もワンピースの言葉も出していない。
好きなキャラに寄せて答えられないようにするためだ(憧れのキャラを聞く1問だけは例外)。
◾️ワンピース仕事診断の下敷きにした4つの研究
キャラの読み解きは僕の考えだが、分け方には下敷きにした研究がある。
- 心の安定は、性格の研究でよく使われる「情緒の安定性」を参考にした。情緒の安定性が燃え尽きと関係していることは、研究のまとめ(メタ分析)でも示されている(Alarcon, Eschleman & Bowling, 2009)。
- 運は、キャリア理論の「計画された偶発性」から作った。偶然をチャンスに変える人には、好奇心・粘り強さ・柔軟さ・楽観・冒険心の5つがあるとされていて、運の質問はこの5つから聞いている(Mitchell, Levin & Krumboltz, 1999)。
- 頼り方は、心理学の「援助要請スタイル」の3つの型(過剰型・回避型・自立型)を参考に、仕事向けの言葉に置きかえた(永井, 2013)。
- 憧れやすい相手・イラッとする相手は、うらやましさの研究から考えた。うらやましさには、自分を引き上げようとする向きと、相手を引きずり下ろそうとする向きの2つがあるとされる(van de Ven, Zeelenberg & Pieters, 2009)。
イラッとする相手は、実はうらやましい相手なのかもしれない。
ただ、この診断そのものは研究で確かめた検査ではないし、医学的な診断でもない。
◾️ワンピース仕事診断の作り方:74人を作中の場面から読み解いて試算した
キャラは、エッグヘッド編までの作中の場面をもとに、1人ずつ読み解いた。
74人それぞれに原動力・5つの★・5つの分け方を決めて、似すぎているキャラがいないかも確かめている。
質問の出来は、キャラになりきって少しずつブレながら答える人を作って試した。
その試算では、本人の型が1位に出たのが95.6%、3位以内まで広げると99.6%だった。
でたらめに答えた2万人の試算でも74人全員が1位に出て、一番多い型でも4.7%である。
とはいえ、これは机の上の試算にすぎない。
本当の人の答えで当たるかどうかは、公開してから「当たっていると思う?」の答えを見て直していく。
(だから結果の下で答えてもらえると、すごく助かる)
第3章:ワンピース仕事診断の全74タイプ一覧|原動力ごとに並べた
結果を見る前に、気になるキャラから読んでもいい。
名前を押すと、その型の性格と仕事の向き不向きをまとめたページに飛ぶ。
夢(5人) 大きな目標そのものが燃料になる。
- ルフィ型海賊王になる(この海で一番自由なやつになる)
- ビッグ・マム型どの種族も同じ目線で暮らせる国を作る
- ロジャー型世界の果てまで行き、次の時代に夢を手渡す
- キッド型海賊王になる(力でてっぺんを取る)
- ヒルルク型この国の人の心を、桜を咲かせて治す
恩・家族(9人) 受け入れてくれた人・家族のために動く。
- 白ひげ型家族がほしい(仲間を「息子」として守る)
- チョッパー型恩人の医者の夢を継ぎ、どんな病気も治す医者になる
- エース型家族として受け入れてくれた人のために生きる
- ハンコック型守りたい人(妹たち・国・愛する人)を守る
- ロー型恩人の思いに報いる
- カタクリ型弟や妹たちの誇りであり続ける
- くま型ネタバレを含むため一言は伏せている
- ボニー型ネタバレを含むため一言は伏せている
- ベルメール型血のつながらない娘たちを守る
義理・約束(6人) 筋・約束・遺志を守ることで動く。
- ブルック型仲間との約束を果たす(ラブーンに会いに行く)
- ジンベエ型仁義を通す(恩と筋を大事にする)
- マルコ型白ひげの遺したものを守る
- キュロス型王家への忠義と、娘を守るという誓いを果たす
- 錦えもん型主君おでんの遺志を継ぎ、国を取り戻す
- ボン・クレー型友達のためなら、命を張る(オカマ道)
憧れ(5人) 憧れの人に近づくことが燃料になる。
- ウソップ型勇敢なる海の戦士になる(海賊の父への憧れ)
- コビー型憧れた人たちのような海兵になる
- バルトロメオ型憧れの人(ルフィ)の役に立つ
- ヤマト型憧れの人(光月おでん)のように生きる
- ヘルメッポ型情けなかった自分から、胸を張れる海兵になる
極める(6人) 腕や技を磨くこと自体が目的。
- ゾロ型世界一の剣豪になる(幼なじみとの約束)
- フランキー型夢の船を造り、その船の行く末を見届ける
- ミホーク型頂点に立ち、自分を超える者を待つ
- トム型自分の造った船に責任を持ち、弟子たちに誇りを残す
- ヤソップ型腕一本で、海を渡る
- くれは型医者として、腕一本で人を治す
尽くす(6人) 相手を満たすことに喜びを感じる。
- サンジ型腹を空かせた人に食わせる(夢はオールブルー)
- ゼフ型腹を空かせた者に食わせる
- ビビ型国の人たちを守る
- コラソン型自分の命をかけてでも、病気の少年ローを救う
- イガラム型王女ビビと国を守る
- コブラ型国民の暮らしを守る
自由(8人) 縛られず、自分の線で生きる。
- シャンクス型自由に生きて、次の時代に夢を託す
- ガープ型肩書きより、自分のやり方で人を守り育てる
- 青雉型だらけきった正義(自分なりの正義の線を守る)
- サボ型生まれで人生が決まる世界を変える
- レイリー型役目を終えたら気ままに生き、次の世代を見守る
- おでん型外の世界を自分の目で見て、国を開く
- イワンコフ型生まれや性別に縛られず、誰もが自分らしく生きられる世界を作る
- ペローナ型かわいいものに囲まれて、自分の好きなように暮らす
正義(7人) 正しさや秩序を守るために動く。
- センゴク型組織と世界の秩序を守る
- 赤犬型徹底的な正義(悪の芽は全部摘む)
- 藤虎型弱い人のための正義(筋の通らない仕組みを変える)
- スモーカー型自分が正しいと思う正義を貫く
- ルッチ型政府の命令を、手段を選ばずに遂行する(闇の正義)
- たしぎ型悪人の手にある名刀を取り戻す
- 五老星型ネタバレを含むため一言は伏せている
知る(3人) 知りたいという気持ちで動く。
野心(10人) 手に入れる・支配することで動く。
- 黒ひげ型欲しいものを手に入れ、のし上がる
- カイドウ型力がすべての世界を作る
- ドフラミンゴ型支配する(勝った者が正しい世界)
- クロコダイル型国を手に入れる(計画どおりに勝つ)
- エネル型神として君臨し、自分だけの世界を作る
- イム型ネタバレを含むため一言は伏せている
- モリア型死なない部下(ゾンビ)の力で、海の頂点に立つ
- アーロン型人間を見下し、魚人が上に立つ国を作る
- スパンダム型手柄を立てて出世する
- キャベンディッシュ型主役として称賛され、人気を取り戻す
現実・お金(4人) 生活・お金・安全を確保するために動く。
役目(5人) 与えられた役目を果たすことで動く。
- 黄猿型どっちつかずの正義(与えられた役目をこなす)
- 一般海兵型決められた持ち場と役目を守る
- ドレーク型隠された任務を果たし、海を守る
- パウリー型職長としての持ち場と、会社の仲間を守る
- マゼラン型監獄の署長として、一人も逃がさない
くま・ベガパンク・ボニー・五老星・イムの5人は、ネタバレを含むので一言を伏せた。
同じ一覧は、ワンピース仕事診断の全74タイプのページにもまとめた。
第4章:ワンピースの型で見た、僕の周りにいた8人の話|職場の人と友達
ここからは、僕自身と、職場で一緒に働いた人や友達を型に当てはめた話になる。
名前や会社は分からないように書いた。
結果の画面から来た人は、自分の型のところだけ読んでもらえば大丈夫だ。
◾️サンジ型:ゾロのように生きたかったのに、実際の僕はサンジだった
僕はずっと、ゾロのように生きたいと思っていた。
でもこの診断のために74人を読み解いている途中で、ふと気づいてしまう。
実際の僕は、サンジに近いのだ。
振り返ると、僕が頑張れたのはいつも「誰かのため」だった。
フォークリフトの仕事をしていた頃は、尊敬していた係長のために仕事を続けている。
その係長が昇進して別の職場に移ると、頑張る理由まで一緒に薄れてしまった。
(このあたりの話は、仕事を辞めるべきか続けるべきか迷った時の記事にくわしく書いた)
サンジ型の原動力は「尽くす」で、自分より先に相手を満たそうとする。
人に頼るのは苦手で、大事な問題ほど一人で背負ってしまう。
辞めたくなる時の項目に「尽くしたい相手(上司や仲間)がいなくなった時も、頑張る理由をなくしやすい」と書いたのは、ほとんど僕のことだ。
ただ、僕はもともとサンジだったわけではなく、働くうちにサンジになったのかもしれない。
高校の頃の僕は人と関わるのがイヤで、部活の朝練にも出ないマイペースなやつだったからだ。
サンジ型として働くなら、尽くす相手を1人に決めすぎない方がいいと思う。
その人がいなくなった時に、働く理由まで一緒に消えてしまうからだ。
「自分の皿にも料理を盛っていい」。
サンジ型の伸ばし方に書いたこの一言は、自分にも言い聞かせている。
◾️シャンクス型の係長:命令しないのに、みんながついていった
その係長は、見た目はいかつい人だった。
でも部下とは冗談を言ったり笑ったりして接していて、わざわざ命令しなくても、みんなに慕われている。
上の人が部下の負担が増えそうな提案をしてくると反論し、時には怒鳴ってでも止めてくれた。
彼女と別れて「働く意味がわからない」と電話した時、「今日は休め」と休ませてくれたのもこの人だ。
忘れられない一言がある。
事情のある友達を、職場に紹介しようとした時のことだ。
係長は乗り気じゃなかったが、僕は「きっと職場のためになるし、何もないようにするんで」と口説いた。
返ってきたのは、この一言である。
「いいけど…何かあっても辞めるなよ」
係長が気にしていたのは、友達の過去じゃなかった。
何かあった時に、責任を感じた僕が辞めてしまうことを気にしていたのだ。
ふだんは前に出ないのに、部下が困る時だけは前に出てくる。
小さなことでは怒らないが、仲間が傷つきそうな時だけは本気になる。
これは、シャンクス型の「周りの扱い方」に書いたことそのものだ。
シャンクス型の上司の下で働くなら、その一線さえ越えなければ、かなり自由にやらせてもらえる。
ただ本音を見せない型でもあるので、限界に近づいていても周りは気づきにくい。
たまには「大丈夫ですか?」と、こちらから聞いてみてほしい。
◾️ゾロ型の同僚:「おう、ちょっと待って」と自分の仕事を終わらせてから助けてくれた
フォークリフトに乗りたての頃、部品の場所がわからなくて、同僚に聞いたことがある。
「おう、ちょっと待って」
そう言うと、自分の作業を最後まで終わらせてから部品の場所まで案内してくれた。
基本的に自分の仕事しかしない人で、無理に手伝われるのも嫌がる。
自分の仕事が終わればスマホを触ったり、寄ってきた作業者と話したりしている。
でも誰よりも早く出社して、一日の準備を済ませておく人だった。
頼まれたら、区切りをつけてから応える。
これはゾロ型の「頼られた時」そのものである。
ただ、手が空いたら人の仕事を手伝うのが当然だと考える後輩からは、嫌われていたらしい。
どちらが悪いわけでもなく、仕事に対する考え方が違うだけだと思う。
ゾロ型と働くなら、急ぎじゃない頼みごとは本人の作業に区切りがつくまで待ってみて。
頼まれていない手伝いは、ありがた迷惑になりやすいので気をつけてね。
◾️ルフィ型の友達:卓球部を作り、僕を鳶に誘い、今は会社を立ち上げている
高校で出会った友達は、卓球部のなかった高校に卓球部を作って、県大会まで行った。
上下を作らない人で、人と関わるのがイヤで朝練にも来ない僕に、文句を言うこともない。
それどころか、いつも話しかけてきて、家にまで押しかけてくる。
(なぜか僕には一目置いてくれていて、関係の中では僕の方が上のような感じだった)
高校を出て最初の仕事を辞めた時、「仕事してないなら一緒に足場鳶やる?」と誘ってくれたのも彼だ。
(足場鳶の記事に書いたとおり、本人は僕が入る前に鳶を辞めていたけど)
鳶を辞めた理由は、「今の親方と仕事をしてても面白くない」だったらしい。
そのあと工場で働いたが、仕事の無駄や理不尽に気づくと黙っていられず、自分の考えを言ってしまう。
人に使われる働き方は、合わなかったのだと思う。
今は友人と鳶の会社を立ち上げて、大きくしようと奮闘している。
夢を語って、人を巻き込む。
部活にも鳶にも僕を巻き込んできたのは、まさにルフィ型の覇王色だ。
ルフィ型が人に使われてしんどいなら、それは怠けているのではなく、向いている場所が違うだけかもしれない。
段取りとお金を任せられる相棒を一人見つけると、旗を立てる力は一気に生きてくる。
◾️ウソップ型の友達:大きく言ったことを、本当に形にしていく
僕が知る中で、一番仕事ができる友達がいる。
その場に合った言葉を選ぶのがうまい。
少し大きく言ってしまって、「前と言ってたことと違う」と言われることもある。
でも彼は、口にしたことを本当に形にしていく。
人のいいところを吸収して、どんどん伸びていくタイプだ。
仲間のためなら、怖くても虚勢を張って力になろうとする。
今は工場のリーダーとして、上司にも部下にも信頼されている。
ただ昔は自己肯定感が低く、「自分にできることは、ほかの人にもできる」と考えていた。
だから、できない人をやる気がないと決めつけてしまうところもあった。
人によって経験が違うと気づいてからは、そこも変わったらしい。
大きく言って、あとから本当にする。
怖くても仲間の前に立つ。
これがウソップ型だ。
ウソップ型と働くなら、できたことを具体的に認めてみて。
大きく言ったことも否定せず、「じゃあ形にしよう」と一緒に段取りすると力を出す。
「今ここに自分は必要ない」と感じた時に折れやすい型なので、「必要だ」と言葉にして伝えるのもよく効く。
◾️一般海兵型の後輩:残って練習しないのは、ルールを守っていたから
金属加工の職場にいた後輩は、言われたことはきちんとやる子だった。
ルールはきっちり守りたいし、周りにも守ってほしいタイプだ。
その子の部署の上司や先輩が「仕事ができるようになるのが遅い」とこぼしているのを聞いて、僕は嫌な気分になる。
だから僕から部長に「残業はつけなくていいので、残って練習していいですか?」と確認して、一緒に残って練習を手伝うことにした。
でも一週間ほどで「用事があるので、今日は帰ります」と言われ、それから一緒に残ることはなくなった。
今思えば、正しいのはルールを守っていたその子の方だ。
上司の指示で、仕事に必要な練習をした時間は労働時間になる。
厚生労働省のガイドラインでも、会社の指示で働いた時間は労働時間に当たるとされている。
はっきり言われた指示だけでなく、言葉にしなくても実質的に求めている指示も含まれる。
自分から言い出した居残りでも、会社が知っていて黙って認めていたなら、労働時間とされることがあるのだ。
(あの時の僕は、いいことをしているつもりだった。でも残業代の出ない居残りを、美談にしてはいけなかった)
決まったことは確実にやる。
決められた時間の外では、頑張らない。
一般海兵型の危うさに、決まった時間の外では頑張らないので「やる気がない」と誤解されやすい、と書いたのはこの後輩がいたからだ。
一般海兵型を育てるなら、覚えてほしいことは勤務時間の中で練習できる形にしてあげてほしい。
◾️ミホーク型の元同僚:人と組むより、ひとりで回す方が合っていた
倉庫でピッキングの仕事をしていた頃の元同僚は、とにかく作業が早かった。
ただ、決められた手順を自分なりに解釈して、本当はやらないといけないことを省いていたから早かったのだ。
この人は、人間関係を引っ掻き回す人の記事で書いた「敵を入れ替え続けた元同僚」と同じ人である。
あの記事では人間関係の話として書いたが、今思えば、そもそも人と組んで作業するのが向いていなかったのだと思う。
群れずに、自分の基準で動く。
人と組むより、ひとりの方が力が出る。
ミホーク型の「人との距離」は、「ひとりでいる」だ。
このタイプは、組織に入るより自分で事業をした方が、ストレスは少ないはずである。
組織にいるなら、ひとりで任せてもらえる持ち場を持つと楽になる。
ただし決められた手順だけは、ひとりの時も省かない方がいい。
手順には、自分以外の人の安全や仕事も入っているからだ。
◾️カイドウ型の別部署のリーダー:押し返されると、関係ごと切る
フォークリフト時代、別の部署にリーダーを任されている年上の社員がいた。
体が大きく落ち着いていて、周りは何も言えない雰囲気。
ただ、人を殴ることがコミュニケーションだと勘違いしているようで、いろんな人にすぐ手を出していた。
飲み会でなぜか話すようになったが、帰りにたまたま一緒になった時、僕にも手を出してくる。
僕もやり返してしまい、それから挨拶すらされなくなった。
(やり返したのは、まったくおすすめしない。暴力は、どちらからでもダメだ)
やり返されるとは思っていなかったのだろう。
強く見えて、心は弱い人だったのだと思う。
力で上に立つ人は、格下だと思っていた相手に押し返されると、気まずさから関係ごと切ってしまうことがある。
カイドウ型の危うさに書いたのは、この部分だ。
もし職場で手を出されたら、やり返すより先に、上の人や会社の相談窓口に伝えてほしい。
厚生労働省も、殴る・蹴るといった「身体的な攻撃」を、パワハラの型の1つに挙げている。
◾️ドフラミンゴ型の社長:「本当は誰にも嫌われたくないよ」
金属加工の職場にいた頃の社長は、カリスマ性のある人だった。
ただ、業績を立て直すために、給料の高い年配の社員を攻撃し続けて追い込んでいく。
社員をだますような形で、給料を下げることもあった(少なくとも、僕にはそう見えた)。
大きなミスをするわけでもない年配の社員がミスをした時は、「もうコンビニで働けばいいやん」と言っていたらしい。
それを聞いて、ヤバい人だと思ったのを覚えている。
でも、会社に本当に必要で大事にしたいと思った人には、成長のための助言はしても、文句は言わなかった。
そしてある時、ぽろっとこう漏らす。
「本当は誰にも嫌われたくないよ」
目的のためなら、人を駒のように動かす。
でも、心の奥では嫌われることを怖がっている。
ドフラミンゴ型の「心が追いつかなくなる時」に、嫌われ役を続けるほど見えないところで心がすり減る、と書いたのはこの一言があったからだ。
この型の上司の下で働くなら、裏で動かず、隠しごとをしないこと。
身内として信じてもらえると、文句ではなく成長のための助言をくれる。
ただ、追い込まれて眠れなくなっているなら、付き合い方より先に自分を守ってほしい。
(僕がこの職場を辞めた理由の1つも、この社長の年配の社員への当たり方だった)
第5章:ワンピース仕事診断の結果を仕事に生かす3つの使い方
診断は、結果を見て「当たってる」と笑って終わりでもいい。
でもせっかくなら、明日の仕事で1つだけ使ってみてほしい。
◾️トリセツを上司や同僚に見せて、扱い方を先に伝える
結果の「周りの扱い方(トリセツ)」は、あなたではなく、周りの人に向けて書いている。
画像で保存できるので、上司や同僚にそのまま見せてもいい。
自分から「こう扱ってほしい」とは、なかなか言いにくいものだ。
でも「診断でこう出たんですよ」なら、少し言いやすくなるはずである。
たとえば一般海兵型のトリセツには、「決める場面では、選択肢を2つに絞ってあげる」と書いてある。
これを先に伝えておくだけで、「指示待ち」と言われる回数は減るかもしれない。
◾️今の立場で動き方を変える:経営者・上司・部下・ひとりで働く
同じルフィ型でも、経営者なのか部下なのかで、やることは変わる。
診断の最初に今の立場を聞いているのは、そのためだ。
たとえば「夢」で動く型なら、経営者は夢を語る役に徹して、お金と段取りは右腕に任せる。
部下なら、「何のためにやるのか」が見えない仕事では力が出ないので、会社の目的と自分の夢が重なる仕事を選ぶ。
今働いていない人には、組織で働く時と、ひとりで働く時の両方を出している。
次の場所を選ぶ時は、「向いている働き方」と「辞めたくなる時」を目安にしてみてね。
◾️「ついて行ける船長」で、合う上司と合わない上司を知る
「憧れと合う人」の診断では、一番力が出る上司のタイプを6つから選んでもらう。
| ついて行ける船長 | どんな上司か |
|---|---|
| ルフィ型・ロジャー型 | 夢を語って、あとは任せてくれる |
| 白ひげ型 | 家族のように守ってくれる |
| シャンクス型 | 器が大きく、ここぞという時だけ前に出てくれる |
| ゼフ型 | 口は悪くても、背中で見せてくれる職人肌 |
| センゴク型 | ルールと目標がはっきりしている |
| 青雉型 | やり方は任せて、放っておいてくれる |
結果では、あなたの型の「合う相手」「ぶつかりやすい相手」と並べて出す。
今の上司が「ぶつかりやすい相手」に近いなら、力が出ないのは、あなたのせいとは限らない。
相性の問題なら、付き合い方で少しは楽にできる。
(上司との付き合い方は、完璧主義の上司に疲れた時の記事にも書いた)
第6章:ワンピース仕事診断で心がしんどいと出たら、型より体を守る
結果の「心の守り方」には、その型が崩れやすい場面と、立ち直るきっかけを出している。
眠れない日があると答えた人や、心の安定の★が低かった人には、病院や記事への案内をいつもより目立たせた。
型の話は、元気になってからいつでもできる。
眠れない・食べられない日が続くなら、診断より病院(心療内科・精神科)を優先してほしい。
人の気持ちを感じ取る力が強いのに心がゆれやすい答え方をした人には、HSPの記事も案内している。
「HSP(ひといちばい敏感な気質)」という考え方を知って、楽になる人がいるからだ。
僕自身も、その言葉を知って楽になったひとりである。
ただ、この診断はHSPかどうかを調べるものではない。
気になったら、記事の中のチェックで確かめてみてほしい。
🌿 しんどい時に読んでほしい記事
▶︎【15問】仕事の限界サインチェック|辞めたいのは甘えじゃない?隠れ過労度を診断
▶︎仕事のことを考えて眠れない|寝ないまま出社を続けた僕が精神科に行くまで
▶︎「仕事より人間関係に疲れる」「体力がない」と悩むのは『HSP』だからかもしれない
※この診断は医学的な診断ではありません。
あとがき:ワンピース仕事診断の型は、経験で変わっていい
僕はゾロのように生きたかった。
でも気づけば、サンジになっていた。
それが悪いことだとは、今は思っていない。
尽くしたい人がいたから、続けられた仕事もあったからだ。
型は、生まれた時に決まるものじゃない。
働く場所や出会った人で、少しずつ変わっていく。
だから今の結果がしっくりこなくても、落ち込まなくていい。
学生の頃のあなたと比べてみたり、半年後にもう一度やってみたりしてほしい。
(「当たってない」と思ったら、それも結果の下で教えてね。次に直す時の参考にする)
あなたが見つけたワンピースが、明日の働き方を少しだけ楽にしてくれますように🦥
📋 ワンピース仕事診断によくある質問
ワンピース仕事診断は何問・何分でできますか?
無料ですか?登録は必要ですか?
ワンピースの公式の診断ですか?
ネタバレは含まれますか?
診断の結果は当たりますか?
MBTIや16タイプの性格診断とは何が違いますか?
結果に納得できない時はどうすればいいですか?
学生や休職中の人でもできますか?
📚 この記事で確認した資料
Alarcon, G., Eschleman, K. J., & Bowling, N. A. (2009). Relationships between personality variables and burnout: A meta-analysis. Work & Stress, 23(3), 244–263.
Mitchell, K. E., Levin, A. S., & Krumboltz, J. D. (1999). Planned happenstance: Constructing unexpected career opportunities. Journal of Counseling & Development, 77(2), 115–124.
永井智(2013)「援助要請スタイル尺度の作成」『教育心理学研究』61(1), 44–55.
van de Ven, N., Zeelenberg, M., & Pieters, R. (2009). Leveling up and down: The experiences of benign and malicious envy. Emotion, 9(3), 419–429.
厚生労働省(長野労働局)「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」
※2026年10月時点。キャラはエッグヘッド編までの74人で、今後増やす予定。非公式のファン企画で、医学的な診断ではありません。
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