「怒って暴言を吐く人は感情をコントロールできない」と言われることがある。
でも本当にそうだろうか?
考えてみてほしいが、暴言を吐くあの人は社長や取引先には同じ口調で怒鳴っていないはず。
つまり暴言は「抑えられない」のではない。
感情を抑えなくていい相手が、暴言を吐くリストに選ばれているだけだ。
🌿 この記事を読むとわかること
- 暴言の正体:彼らは感情を抑えられないのではなく「相手を選んでいる」という事実
- 現場のリアル:建設業で実際に見た「暴言を吐く人の3つの末路」と残酷なその後
- 防御のスクリプト:明日から使える「暴言を止める魔法の一言」
- 逃げる勇気:「因果応報」を待たずに、自分の人生の主導権を取り戻す方法
この記事では、僕が建設業で実際に見た「暴言を吐く人の末路」を書く。
暴言は体を壊して入院しても、1週間で元に戻る。
もくじ(タップで開閉)
- 【タップで開く】弱い者いじめのツケが回った暴言を吐く人の「残酷すぎる末路」5選
- 第1章:暴言とは?「業務の指摘」と「人格の否定」の境界線
- ◾️暴言はパワハラの中で最も多い
- 第2章:【実録】暴言を吐く人の末路|出禁・詰められる・入院
- ◾️暴言はしずまっても1週間で元に戻る
- 第3章:暴言は「抑えられない」のではない|怒鳴っていい人リスト
- ◾️職人に怒鳴られた翌日から、その人は変わった
- ◾️頭の中にある「怒鳴っていい人リスト」
- ◾️暴言を一度受け入れるとハードルが下がる
- ◾️そもそも「部下」という立場でリスト入りしている可能性
- 第4章:暴言を止めた一言|静かに「どういうこと?」と返す
- ◾️暴言には静かな問いが効く理由
- ◾️暴言に言い返しても暴言はおさまらない(重要)
- ◾️すでに何ヶ月も暴言が続いている人へ
- 第5章:暴言を吐く人が必ず末路を迎えるとは限らない
- ◾️「まだ末路を迎えていないだけ」かもしれない、が
- 第6章:もしあなたが「暴言を吐いてしまう側」かもしれないなら
- FAQ:暴言を吐く人の末路について|よくある質問
- あとがき:あなたが暴言を吐かれるのは弱いからではない
【タップで開く】弱い者いじめのツケが回った
暴言を吐く人の「残酷すぎる末路」5選
怒鳴り散らした代償は、人生を壊すレベルで返ってくる
「怒鳴る」という行為は、語彙力と論理的思考力が欠如した人間の最終手段だ。彼らは自分が強いと錯覚しているが、実際は「反論してこなさそうな相手(=怒鳴っていい人リスト)」をせこく選んで攻撃しているだけの卑怯者に過ぎない。
そんな彼らが、ターゲットに限界を迎えられたり、一線を越えたりした時、どのような自業自得の末路を辿るのか。職場で頻発する5つのリアルな事例を紹介しよう。
Case 1:ターゲットにされた若手の「無言の逆襲(退職代行)」
大人しい若手を「怒鳴っていい人リスト」に入れ、毎日「お前は本当に使えないな!」と皆の前で怒鳴り散らしてストレス発散をしていたクラッシャー上司。
ある日突然、若手は出社せず「弁護士の退職代行」経由で辞表とパワハラの告発文を提出。会社は事態を重く受け止め、上司は役職を剥奪。その後は誰のマネジメントも任されず、平社員として窓際へ追いやられた。
Case 2:機嫌でキレる瞬間湯沸かし器への「サイレント・サボタージュ」
少しでも自分の思い通りにいかないと、感情を爆発させて「ふざけるな!」と怒鳴るベテラン社員。周りは彼の機嫌を損ねないよう、常にビクビクして腫れ物扱いしていた。
「怒鳴られるのが嫌だ」という理由で、周囲は彼に『業務のミスや悪い報告』を一切しなくなった。結果、知らない間にプロジェクトは取り返しのつかない大炎上を起こし、彼一人が全責任を負わされることになった。
Case 3:「指導」と言い張るお局の「録音データ提出」
言葉の暴力を「これは愛のある指導だから」と正当化し、後輩を泣くまでネチネチと追い詰める女性社員。自分が絶対的に正しいと信じ込んでいた。
我慢の限界を迎えた後輩たちが結託し、数ヶ月にわたる暴言をすべてスマホで隠し録音。人事部に直接提出された結果、言い逃れ不可能な証拠となり、懲戒処分を受けた上に他部署へ飛ばされた。
Case 4:外部にまで牙を剥いたクレームおじさんの「一発退場」
職場の部下だけでなく、出入りする業者や店員に対しても「俺は客だぞ!」「責任者を出せ!」と些細なことで怒鳴り散らし、優越感に浸っていた男。
取引先から「カスタマーハラスメント(カスハラ)」として会社に厳重抗議が入る。会社の看板に泥を塗ったとして大問題になり、担当を外されただけでなく、社内での信用も一瞬でゼロになった。
Case 5:反撃されないと高を括った男の「損害賠償請求」
「どうせコイツは言い返してこない」と完全に舐め切り、人格否定や容姿の侮辱など、業務と関係ない暴言までエスカレートさせていた同僚。
ターゲットにされていた社員が心療内科に通い、適応障害の診断書を取得。弁護士を通じて「不法行為に基づく損害賠償」を請求され、多額の慰謝料を支払う羽目になり、会社にもいられなくなった。
第1章:暴言とは?「業務の指摘」と「人格の否定」の境界線
暴言とは、業務上の指摘を超えて相手の人格や能力そのものを否定する言葉のこと。
厚生労働省が示すパワハラ6類型のうち「精神的な攻撃」にあたる。脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言が該当し、大勢の前での長時間の叱責も含まれる。
出典:厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」/労働施策総合推進法(パワハラ防止法)
境界線は「行為」を責めているか「人」を責めているかだ。
| これは指摘 | これは暴言 |
|---|---|
| ▼ 業務について言っている 「この手順が間違っている」 「期限を過ぎている」 「ここを直してほしい」 → 直す対象が示されている。言われた側は次に何をすればいいか分かる。 |
▼ 人格・能力について言っている 「なんでそんな頭悪いんだ」 「言われたこともできんのか」 「使えないやつだな」 → 直しようがない。言われた側に残るのは、自分への評価だけ。 |
「頭が悪い」と言われて、明日から頭を良くすることはできない。
◾️暴言はパワハラの中で最も多い
僕は数社で働いてきたが、パワハラと感じる中で暴言が最も多いと感じていた。
これは感覚の話ではなく数字がある。
📊 受けたパワハラの内容
半数が「暴言」を受けている
厚生労働省の実態調査では、パワハラを受けた人のうち49.4%が「精神的な攻撃(脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言)」を挙げている。次点の「過大な要求」33.3%を大きく引き離して1位だ。
つまりあなたが受けているものは、例外的な不運ではない。職場のハラスメントの、ど真ん中にあるものである。
出典:厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査」
(労働者調査・パワハラを受けた内容/複数回答)
第2章:【実録】暴言を吐く人の末路|出禁・詰められる・入院
ここからは僕が建設業で働いていたとき見た末路だ。
うちは4次請で、その人は2次請。
立場としてはこちらより上になる。
その人は毎日、自分の部下に暴言を吐いていた。
「言われたこともできんのか!」
別の階にいるのに怒鳴ってるのがわかるほど、現場中に響く声だった。
まず起きたのがこれだ。
暴言は本人が思っている以上に響き、部下だけでなく現場にいる全員の耳に入っている。
そして現場監督から、現場への出入り禁止を言い渡された。
誰かが告発したわけでもない。
ただ「この人は現場に入れられない」と判断されただけだ。
暴言を吐く人の末路で最も早く来るのは、居場所を外から閉じられることだと思う。
次に、上司と取引先から詰められたと聞いた。
出禁になれば仕事が回らず会社に損害が出る。
それでも本人は変わらない。
反省していない。
心理学でいう自己奉仕バイアスそのものだ。
うまくいかない原因を自分ではなく他人に置くから、同じことを繰り返す。
誰がなんと言おうと改善につながらない。
そして3つ目の末路。
毎日怒鳴っていれば、当然本人にもストレスが溜まる。
その人は暴飲暴食をするようになり、体を壊して入院した。
暴言は、吐いている本人の体も削っていた。
入院中は後輩が仕事を肩代わりし、復帰した時は申し訳なさそうにしていた。
◾️暴言はしずまっても1週間で元に戻る
体調を崩し入院して静かになってたが、1週間もしないうちにまた部下に暴言を吐き始める。
暴言を吐く人の末路を調べた理由の大部分は「あの人はいつか変わるのか?」だと思う。
僕が見た答えはこうだ。
出禁になっても、詰められても、入院しても...。
あの人はまた部下に暴言を吐き始めた。
「いつか変わる」という希望は持たないほうがいいと思う。
「あの人はいつか変わってくれる」
その期待が99%叶わない科学的理由
他人の性格を変えようとするのは、砂漠で雪を待つようなもの
「自分が我慢して説得し続ければ、いつか相手も分かってくれるはず」
そうやって相手の変化を期待してボロボロになっていく人は多い。しかし、心理学や脳科学のデータは「他人の本質的な性格や行動は、外部からのアプローチではほぼ変わらない」という残酷な事実を示している。
| 性格の固定化 (パーソナリティ心理学) |
📖 Costa & McCraeの研究 人間の性格特性(ビッグファイブ)は、20代後半から30歳にかけてほぼ完全に固定化(石膏のように固まる)し、その後は生涯にわたって極めて安定するというデータがある。 | ⚠️ 残酷な超翻訳
相手が30歳を超えていたら、その「怒りっぽさ」や「傲慢な性格」は死ぬまでそのまま。あなたが何を言っても無駄。 |
|---|---|---|
| 行動が変わる条件 (自己決定理論) |
📖 内発的動機づけの必須性 人が本質的に行動を変えるには「自分自身が強く困り、心の底から変わりたいと願うこと(内発的動機)」が必須。他者からの説得や強制(外発的動機)では一時的にしか変わらない。 | ⚠️ 残酷な超翻訳
暴言を吐く本人はそれでストレスを発散できているため「困っていない」。本人が困っていない以上、絶対に変わらない。 |
| 脳と感情コントロール (脳科学) |
📖 前頭葉の萎縮 人間の脳の中で「怒りや衝動を抑えるブレーキ」の役割を果たす前頭葉は、加齢とともに萎縮していく。これにより、年齢を重ねるほど感情のコントロールが難しくなり、怒りっぽくなる傾向がある。 | ⚠️ 残酷な超翻訳
「歳をとれば丸くなる」は嘘。待っていれば良くなるどころか、ブレーキが壊れてさらに暴走しやすくなる。 |
「他人は変えられないが、自分は変えられる」とアドラー心理学でも言われている通り、暴言を吐く人間を教育しようとしたり、改心を待ったりするのは人生の貴重な時間の無駄遣いだ。
相手の性格が「確定したバグ」であることを受け入れ、あなたがやるべきは「相手を変えること」ではなく「相手から物理的・心理的に距離を置くこと」だけ。
第3章:暴言は「抑えられない」のではない|怒鳴っていい人リスト
暴言を扱った記事はたくさんあるが、そのほとんどがこう書いている。
僕はこれは違うと思っている。
◾️職人に怒鳴られた翌日から、その人は変わった
現場には、うちの会社とは関係のない職人さんたちが多くいる。
その2次請の人の暴言は彼らの耳にも入り続けていた。
「あの人どうにかならん?」なんて言われていたが、上司が言っても聞かないんだから僕が言っても聞くわけない。
そして限界に達した職人さんが怒鳴った。
言い返すかと思ったが「すいません」と一言。
その後からその職人さんに対してペコペコ。
別の現場で会ったときにもペコペコ。
誰にでも暴言を吐くのではなく、怒鳴られた相手にはイライラを抑えられていた。
| 加害者の言い訳(感情論) | 心理学的な真実(目的論) |
|---|---|
| 嘘:「つい感情的になった」 【自分の非を隠すためのごまかし】 「自分は悪くない、抑えきれない感情のせいだ」と見せかけているが、実際には社長や怖い人の前では一瞬で感情を引っ込めることができる。 |
真実:「相手を屈服させたい」 【反撃しない相手を意図的に選ぶ】 アドラー心理学では、怒りは「相手を自分の思い通りに動かし、マウントを取るための道具」に過ぎないと断言している。 |
厚生労働省のハラスメント実態調査によれば、暴言などのパワハラ行為者の約8割が「上位の役職者や先輩」だ。もし彼らが本当に「感情をコントロールできない病気」なら、上司にも同僚にも均等に暴言を吐くはずだが、彼らは絶対にそんなことはしない。「こいつなら怒鳴っても安全だ」と判断した相手にだけ、狙いすまして暴言という武器を使っている。
職場で暴言を吐かれたとき「自分が仕事ができないせいだ」と自己嫌悪に陥る必要はない。相手はあなたのミスに怒っているのではなく、あなたの「優しさ」や「反撃してこない性格」に付け込み、自分のストレスを発散するための安全なサンドバッグとして利用しているだけの、極めて卑怯な人間なのだ。
◾️頭の中にある「怒鳴っていい人リスト」
誰かに暴言を吐く人は、感情のコントロールが苦手なのではなく、自分の中で怒鳴っていい人リストを作っている。
| 相手 | 態度 | なぜその態度をとるのか?(本音の力学) |
|---|---|---|
| 👷♂️ 部下 | ⚡ 怒鳴る | 立場が下で反撃されず、逃げられないから(安全なサンドバッグ) |
| 🔨 職人 | 🛡️ 怒鳴らない | 別会社の職人で、一度キレられてビビったから(ペコペコ対応) |
| 🦺 現場監督 | 🛡️ 怒鳴らない | 立場が上で、一発で現場を「出入り禁止」にできる権限を持つから |
| 👔 上司 | 🛡️ 怒鳴らない | 自分の人事評価やボーナスを握られている側だから |
| 🏢 取引先 | 🛡️ 怒鳴らない | 仕事を失えば会社から詰められ、自分のクビが飛ぶから |
同じ人が相手によって態度を変えている。
感情を抑えられないなら、こんな器用なことはできないだろう。
暴言を吐く人の頭の中には、無意識の「怒鳴っていい人リスト」がある。抑える必要がある相手には、ちゃんと抑えられる。
つまり暴言は、能力の問題ではなく選択である。「あの人は感情的な人だ」ではなく「自分が選ばれている」というのが実態に近い。
これが分かると意味がひっくり返る。
あなたが我慢しているのは、相手が我慢できないからではない。
相手が暴言を吐いていい相手と判断しているからだ。
◾️暴言を一度受け入れるとハードルが下がる
ではどうやって怒鳴っていい人リストに載るのか?
僕が見た限り、一番の条件はこれだった。
黙って暴言を受け止めると、相手の中で「こいつには言ってもいい」とハードルが下がる。
そして2回目からは、もう迷わない。(僕の先輩にもウダウダ言ってたしね)
| 最初の暴言(テスト行為) | 受け入れた後(エスカレート) |
|---|---|
| 相手の心理:探り合い(不安) 【境界線を越えられるか確認】 「これを言ったら反撃されるだろうか?」と、相手も最初は心理的ハードルを感じながら、小さな嫌味であなたの防御力をテストしている。 |
相手の心理:完全な支配(快楽) 【サンドバッグ認定の完了】 あなたが黙って受け入れた瞬間「反撃されない安全な相手だ」と学習し、暴言へのハードルが消失。攻撃が日常化し、エスカレートしていく。 |
「建物の窓ガラスが1枚割れているのを放置すると、誰も注意しないと思われて建物全体が破壊される」という犯罪学の『割れ窓理論』は、人間関係にも当てはまる。暴言を吐く人は、あなたの心に『最初の石』を投げ、あなたが反撃してこないことを確認してから、本格的な破壊を始める。
「波風を立てたくないから」と愛想笑いで一度でも我慢してしまうと、心理学的に相手の行動を強化してしまうことになり、その後どんなに頑張っても関係の修復は不可能となる。暴言を止めるには、最初の1発目で「冷たい無表情」や「徹底的なスルー」を見せ、絶対に窓ガラスを割らせないことが防衛策である。
◾️そもそも「部下」という立場でリスト入りしている可能性
もうひとつ気づいたことは、その人は次に入ってきた部下にも同じように暴言を吐いていた。
相手が変わっても態度は変わらなかった。
ということは、リストに載る条件は個人ではなく役割なのかもしれない。
もしあなたが暴言を吐かれているなら、あなたに何か問題があったからではない。
部下という席に座っていたからだ。
第4章:暴言を止めた一言|静かに「どういうこと?」と返す
対処法の話をする。
僕も一度その人に何か言われたことがあるが、この反応をしたからか二度目はなかった。
僕にはいつもニコニコ接してきた。
◾️暴言には静かな問いが効く理由
暴言は相手が動揺することで成立する。
怯えても、言い返しても、どちらでも「効いた」という手応えになる。
だが静かに意味を問い返すと、その手応えは返ってこない。
しかもこちらは何も悪いことをした覚えはない。
反撃していないから次の口実を与えないし、感情も使わないので無駄に消耗しない。
大きくすると「言い返した」になり、相手に手応えを与える。
できるだけ平坦に低い声で、業務連絡の温度で。
怯えた顔も、反省した顔も、どちらも燃料になる。
無表情で何を考えてるかわからないのがいちばん強い。
沈黙を自分から埋めない。
「頭が悪い」の説明を求められて、まともに答えられる人はいない。
説明できないことを、本人に気づかせるのがこの一言の役割だ。
◾️暴言に言い返しても暴言はおさまらない(重要)
ここは伝えておくべきだと思ってるのだが、その人の部下は我慢の限界で言い返していた。
現場で怒鳴り合ってるのは、側から見て笑えた。
だけど上司の態度は変わらなかった。
僕には何も言わなくなって、部下には暴言を吐き続けた違いはこれだと思う。
| 僕の場合(効いた) | 部下の場合(効かなかった) |
|---|---|
| ▼ リストに載る前別会社(4次請)の人間で、日常的に怒鳴られる関係ではなかった。 まだ「怒鳴っていい人」に認定されていなかった。 だから最初の一回で止まった。 |
▼ すでにリストに載っていた毎日怒鳴られ続けたあとで、限界が来てから言い返した。 すでに認定が済んでいた。 一度怒鳴っていい人リストに載ると、よほどのことがない限り外れない。 |
まだ暴言を吐かれてないなら、最初に言い返すことで止まる可能性が高い。
だけどすでに何ヶ月も続いているなら、言い返しても関係は変わらない前提で動いたほうがいい。
職人さんは、立場が対等の状態で怒鳴ったから上下関係ができたんだと思う。
時間が経つほど暴言は勢いづいていく。
⚠️ やってはいけない3つ
①笑ってごまかす:その場は収まるが、受け入れたことになる。リストに載る一番よくある入り口。
②ただ謝る:手応えを与えるだけでなく「自分の方が人間的に上だ」と勘違いさせるリスクが高い。
③周りに愚痴だけ言って終わる:気は晴れるが、状況は1ミリも動かない。記録に残す形にしたほうがいい。
◾️すでに何ヶ月も暴言が続いている人へ
もう怒鳴っていい人リストに入れられてる場合は、何を言い返そうが何も変わらない。
だからやることが変わる。
日時・場所・言われた内容・その場にいた人を、その日のうちにメモに残す。
やり取りをできる限りチャットやメールに寄せる。
口頭だと「言った・言わない」にされるからだ。
そして次の章の話になる。
第5章:暴言を吐く人が必ず末路を迎えるとは限らない
ここまで「末路」を書いてきたが、都合の悪いことも書いておきたい。
物流倉庫で働いていたときの話だ。
仕事ができないのか、上司と合わなかったのか、係長にもリーダーにも毎日怒られている人がいた。
そのせいかはわからないが、その人は職場を去った。
では怒鳴っていた側はどうなったか。
リーダーは別部署に移り、係長に昇進していた。
少なくとも僕が見ていた範囲では、暴言を吐いた二人に末路なんて起きなかった。
| 罰を期待する人(公正世界仮説) | ありのまま受け入れる人(受容) |
|---|---|
| 状態:相手の末路に依存している 【逃げ切られた時に絶望する】 「世界は公平だから悪人は罰を受けるはずだ」と強く信じているため、相手がノーダメージで幸せそうにしているのを見ると、激しい怒りと絶望に支配される。 |
状態:不条理を許容している 【相手がどうなろうと無関心】 「悪人が得をして逃げ切ることもある、世界は不条理だ」と最初から感情を受容しているため、相手の末路に期待せず、サッと自分の人生に集中できる。 |
「悪人はいつか報いを受けるはずだ」という考え方は、心理学で『公正世界仮説』と呼ばれる人間のバイアスだ。確かに自滅する卑怯者も多いが、現実には「他人の心を壊しておきながら、運よく逃げ切って生きる人間」も約半数の確率で存在する。
ここに執着してしまうと、あなたは一生「相手の不幸を監視するゲーム」に縛り付けられる。相手が不幸になれば喜び、相手が幸せになれば怒る。それは相手に自分の人生を乗っ取られているのと同じだ。真の解決策は「世界は不公平だ。あいつが逃げ切ることもあるだろう。でも、それは私の人生には1ミリも関係ない」と、不条理な現実をマインドフルに受け入れ、期待を完全に手放すことだろう。
◾️「まだ末路を迎えていないだけ」かもしれない、が
もちろん先のことは分からない。
いつかあの暴言が原因で悲惨な末路を迎えるかもしれない。
ただ他人が報いを受けるのを待っていても、削られるのはあなたの時間だ。
暴言を吐く人が必ず自滅するとは限らない。だから「いつか報いが来る」と待つのは、賭けにしかならない。
相手の末路を待つのではなく、あなたが先に離れていい。それは逃げではなく、賭けを降りるという判断だ。
暴言は我慢して耐える範囲の話ではない。
眠れない、朝がつらい、仕事に行けない。
そこまで来ているなら、我慢の限界はとっくに過ぎている。

第6章:もしあなたが「暴言を吐いてしまう側」かもしれないなら
最後にこちら側の視点も書いておく。
相手によって口調が変わっていないだろうか?
取引先には穏やかで部下には暴言を吐いているなら、それは感情のコントロールができないわけではない。
ただ自分で選択しているだけだ。
「言われたこともできんのか」は指摘ではない。
暴言を吐いたって部下はできるようにならないし、自分のストレスも解消されない。
僕も教育係を任されたとき、自分の基準を押しつけて1人辞めさせた。
だから他人事として書いていない。
📞 相談できる窓口
- 社内のハラスメント相談窓口(設置は事業主の義務)
- 総合労働相談コーナー(全国379か所・各労働局や労基署内/無料)
- みんなの人権110番(法務省/0570-003-110)
- こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
- 社内になければ、地域のユニオン(労働組合)も使える
FAQ:暴言を吐く人の末路について|よくある質問
暴言を吐く人の末路はどうなりますか?
どこからが暴言で、どこまでが指摘ですか?
なぜ暴言を吐く人は、相手によって態度を変えるのですか?
暴言を吐かれたとき、どう返せばいいですか?
言い返せば暴言は止まりますか?
暴言を吐く人は反省すれば変わりますか?
暴言を吐く人に、必ず報いは来ますか?
暴言はパワハラになりますか?
あとがき:あなたが暴言を吐かれるのは弱いからではない
暴言を吐かれ続けていると、だんだん「なめられているのは自分が弱いから」と考えはじめる。
そんなことはない。
その人は怒鳴っていいと認定した相手に暴言を浴びせて「自分は一番下じゃない」と優位さを感じたいだけだ。
あなたが選ばれたのは、その席に座っていたからというだけ。
そして相手はたぶん変わらない。
出禁になっても、入院しても、1週間で戻る人を僕は見た。
だから変えようとしても無駄だし、分からせようとしなくてもいい。
もう長く続いているなら、記録を残して離れる準備をしてほしい。
今日も怒鳴り声の届かないところで、のんびり過ごせますように🦥
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🦥 末路図鑑シリーズ
「あの人はこの先どうなるのか」を、心理学と実体験から書いています。気になるものからどうぞ。
ナマケ者
ゆる哲学の布教者/個人事業主
5歳で父を過労死で亡くし、HSP気質のまま働き続けた結果、ストレスが限界を超えて諭旨解雇。半年の引きこもりを経て今に至ります。毎日通っていたパチンコは7年近く行っていません。統計や法律は一次資料で確認して書いています。
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